放置自転車の撤去の方法

マンション、アパート、学校や病院で身元不明の放置自転車が駐輪場に溢れている、放置自転車が数か月放置されている。そんな時にどのように処分していけば良いのでしょうか。もちろん、手順を踏まずに処分するとトラブルが起きてしまいます。ここでは撤去の一連の手順について説明したいと思います。



①警告札の取付け

まず、対象の自転車に警告札の取付けます。警告札はなるべくわかりやすいところに取付け、 撤去する期日を記入してください。撤去までの期日は、通常2〜3週間程度で設定しますが、入居者に海外駐在者など長期不在者がおられる場合は配慮してください。注意点ですが、紙だと雨や風で破れてしまうので、パウチで加工するか、破れにくい素材のものを使用することをお勧めします。

②放置自転車・迷惑駐輪撤去を入居者等へ告知

入居者にポスティング・掲示版等などで放置自転車撤去の告知を行います。 切り取り式の回答用紙にして、連絡内容を確認した事と、現在保有する自転車の台数、自転車保有状況の変更予定などを回答してもらうと、状況の把握に便利です。

③ 防犯登録の確認、および盗難照会

対象の自転車の防犯登録の番号、もしくは車体ナンバーを記録し、管轄の警察署で盗難照会を行います。防犯登録は現在では義務付けられておりますので、ほとんどの自転車は防犯登録されてますが、古い自転車だと防犯登録されてなかったり、防犯シールがはがされてるものもありますので、その場合は車体ナンバーで盗難照会してもらってください。また防犯登録が10年経過したものは登録が削除されてますので、車体ナンバーで盗難照会してもらってください。もし盗難車があった場合、警察に盗難車を引き渡します。放置自転車の中に一定の確率で盗難車が含まれてますので、盗難照会は必ず行う必要があります。

④自転車の撤去

一定期間経っても所有者が現れない場合は、業者を使って撤去します。廃棄前に万一の場合に備えて、撤去した自転車の価値判断の根拠として1台1台デジカメで撮影しておくことをお勧めします。

以上が撤去までの流れになります。少し面倒ですが、トラブル防止のためこの順序で撤去することをお勧めします。弊社では自転車の撤去を行っておりますので、もし放置自転車でお困りの方や、ほかに聞きたいことが御座いましたら、お気軽にお問合せください。